2010年10月26日火曜日

映像紹介と考察

今回はyou tubeで公開されているストップモーション作品を紹介します。

Western Spaghetti  by PES



この人の作品の特徴として身近な物を利用した作品が多いです。


スパゲッティを作る工程が、身近な物で表現されているため
見ている側はイメージを浮かべながら見れるのではないかと考えます。

この映像では「鍋の水」と「沸騰する鍋の水」がとても細かく表現されています。
見ていてとても自然な水の表現だと僕は感じました。

しかしこの自然な…というものを表現することは難しく、
視聴した人すべてがそれを自然なものだ…というものにするためには
かなりのシュミレーションが必要だと考えます。

これはCGアニメーションの世界にも当てはまります。


ASCII.JP シュレック3 そのCG制作の舞台裏をPDI/ドリームワークスの中谷氏に聞く
2007年07月1日更新

このWEBの記事でCGアニメーションの表現について話がされており、
CG制作について書かれていたので紹介します。

この記事で「どれだけソフトウェアが進化しても、人が見慣れているものをCGで描くことが難しいのには変わりありません。中でも顔は難しく、よりいいものに近付けるには、
やはり何度もシュミレーションを行う必要があるのです」と書かれています。

人が見慣れているもの・・・
何気なく見ているものだからこそ、それを本気で表現するとなると
普段、気づかないような所まで表現をしようとしてしまいます。
しかしそのことで、映像に違和感を感じたりするのではないかと思います。
これは前回の実験映像の制作で感じたことです。

実写を100%忠実に再現することが正しいのではなく、そこに効果的な表現を見出すこと
が今後の僕の研究である「立体アニメーションにおける気象表現の研究」の参考になるのではないかと思います。

1 件のコメント:

  1. ルービックキューブがお野菜に見えてくるところがすごい!
    こういうの「見立て」っていうんですよね。なにか違うものを違うものに例える。日本文化のなかにも、庭石を亀にみたてたり、砂を敷いた庭を海にみたてたりするでしょ。アニメに世界にも応用できるね。特に「動き」が、新しい命とキャラクターを与えるということだ。

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